米国の自動車最大手、GMの中国法人、GMチャイナは12月31日、上海在住の社員に対して、通勤時に相乗りを行う試験プログラムを開始した、と発表した。
中国では、通勤時の渋滞が激しさを増しており、自動車の排出ガスによる大気汚染も深刻化。そこでGMは、上海の社員が、通勤時に相乗りを行うプログラムを試験的に導入した。
このプログラムでは、GMが独自開発した携帯電話用アプリケーションを使用。ドライバーが、通勤ルートや出社時刻、乗車可能人数といった情報を入力。また、同乗者も、希望ルートや出社時刻を入力する。
するとコンピューターが、ドライバーと同乗者の条件に合う組み合わせを瞬時にリスト化。相乗りが可能な情報を、アプリケーションを通じて配信する。
GMチャイナは、中国上海本社のおよそ700名の社員に、このプログラムを利用してもらう方針。GMチャイナは、「排出ガスと渋滞を減らすために努力していく」とコメントしている。