バンコクで有名な中華街、ヤワラー通り。夕方から夜にかけて、ヤワラー通りのお店がネオンで光りだす頃、屋台が営業を開始し、それと同時に人も増え、とても賑やかになってくる。
ヤワラー通りで有名なのはなんといってもフカヒレ。安くてボリュームたっぷりなフカヒレが手ごろな価格で食べられるため、それを目当てに訪れる観光客でいっぱいになるのだ。そんなヤワラー通りで、あえてフカヒレ以外でオススメしたいのはバミーペットの屋台だ。バミーは卵麺を、ペットはアヒルを意味しており、バミーは日本のラーメンの麺に近く、黄色くちぢれた麺が特徴、ベットはタイでは安く食べられるアヒルの肉だ。
場所はヤワラー通りのちょうど真ん中、ヤワラーsoi9の青い看板の近くにある。通りを挟んで向かいにはワトソンズがあるので分かりやすい。
写真付きのメニューは英語表記もあり、タイ語が分からなくとも英語を使って気軽に注文することもできる。また、バミー以外にも、アヒル肉単品や、カオナーペット(アヒル肉のせごはん)といったメニューもある。
さっそく注文してみると、10分もしないうちにバミーベットが運ばれてきた。アヒル肉がこんがり焼けていていかにも美味しそうだ。アヒル肉は臭みがあったりするが、ここのアヒル肉は全く臭みがなく、味もしっかりして美味しい。バミーもコシがあり、茹で加減もちょうどよく、アヒル肉とよく合う。しっかりとダシが効いたスープは軽く飲み干してしまうほど美味い。
エアコンの効いた店内で優雅にフカヒレもいいが、せっかくのタイだ、美味しい屋台飯も味わっておきたいところ。ヤワラーの喧騒を感じながら、屋台で麺をすするのも旅の醍醐味のようでいいものだ。