STマイクロエレクトロニクスは12月24日、システム設計の簡略化と高音質化を実現する第2世代のカーオーディオ用D級アンプ「FDA801」「FDA801B」を発表した。
新製品は、デジタル信号入力によるクリアで高品質なサウンドを提供。GSMノイズ耐性や音質向上に加え、部品コストを低減し、システム設計の簡略化を実現する。また「FDA801B」は、リアルタイムのスピーカ・インピーダンス測定機能を装備。カーオーディオの自己診断機能であると同時に今後の新しい技術的な要求にも対応する。
新製品は製造プロセス「BCD9s」を適用。チップ上の回路間干渉の最小化や待機時消費電力の低減に加え、パワー・トランジスタの損失を大きく低減して電力効率を93%以上に高めている。自動車の消費電力を低減させることで、従来の自動車の燃費を向上させるだけでなく、ハイブリッド車や電気自動車の走行距離の延長にも貢献する。