米国の自動車大手、FCA US(旧クライスラーグループ)は12月18日、北米中心に現行ジープ『チェロキー』をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
このリコールは、現行ジープチェロキーにオプションのパワーリアゲートの不具合によるもの。FCA USによると、パワーリアゲートのコントロールモジュールに水分が入り込み、モジュールがショート。最悪の場合、火災につながる可能性があるという。
リコールの対象車種は、2015-2016年モデルのジープチェロキーの一部。米国の3万2784台、カナダの1万0138台、メキシコの924台、NAFTA地域外の1万1841台を含めて、合計5万5687台がリコールに該当する。
FCA USでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店でコントロールモジュールに、充分な防水加工を施すリコール作業を行う。
なお、FCA USは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。