ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは12月9日、11月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万8110台。前年同月比は2%増と微増ながら、前年超えを維持した。
市場別実績は、欧州が回復傾向。欧州では11月、5668台を販売。前年同月比は10%増と、21か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは2031台を売り上げ、前年同月比は3%増。20か月連続で前年実績を超えている。
一方、米国は4449台を売り上げ、前年同月比は5%減と6か月ぶりに減少。単一国としては、3か月連続で中国に最量販市場の座を明け渡した。その中国の11月実績は、5112台。前年同月比は14%増で、18か月連続で増加した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東は、1%増の7152台と、17か月連続のプラス。
11月の車種別では、『カイエン』が前年同月比39%増の6579台と伸びた。1-11月では、前年同月期比14%増の6万8029台を売り上げた。
ポルシェの2014年世界新車販売は、前年比17.1%増の18万9849台。2015年1-11月実績は、前年同期比24%増の20万9894台と、1-11月で初の20万台超えを達成している。