三洋化成と豊田通商の合弁企業SDPグローバルのマレーシア子会社は26日、ジョホール州営企業のジョホール・コープ(Jコープ)とジョホール州の土地に関する売買契約(S&P)を締結した。
契約を締結したのはSDPグローバルが、マレーシアにおける生産拠点として設立した新会社SDPグローバル(マレーシア)。同社は、ジョホール州のタンジュン・ランサット工業コンプレックス内にある6.8ヘクタールの用地に関して契約を締結した。投資使節団を率いて日本を訪問中のムスタパ・モハメド通産相が契約締結式に臨席した。
SDPグローバルは、マレーシアにおける高吸水性樹脂の設立に1億米ドルを投資する計画だ。2016年5月の着工、2018年第2四半期の操業開始を見込んでいる。稼働当初の生産能力は8万トンを予定している。
マレーシアに新たに製造拠点を持つことで、同社の合計の生産能力は36万トンから44万トンに増加する見込みだ。