富士重工業が発表した2015年10月の生産・国内販売・輸出実績によると、世界生産は前年同月比3.7%減の8万7202台で、20か月ぶりのマイナスとなった。
国内生産は、同4.5%減の6万4714台で5か月ぶりのマイナス。海外生産も同1.3%減の2万2488台で16か月ぶりのマイナス。販売は北米を中心に引き続き好調だったが、国内は前年同月に対し稼働日数が1日少なかったことが、海外は前年同月の残業・休日出勤が特に多かったことが数字に影響を及ぼした。
国内販売は同13.6%減の9968台で、5か月連続のマイナス。登録車は『レヴォーグ』などの減少で、同16.9%減の7529台と前年割れになった。軽自動車は主に『サンバー』の減少で、同1.6%減の2439台で、2か月連続のマイナスとなった。
輸出は、同17.6%減の4万6855台で5か月ぶりのマイナス。北米、欧州、豪州を中心に引き続き好調に推移しているが、輸出船の出港スケジュールなど一時的な要因で前年割れとなった。