11月18日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー15。フォルクスワーゲンのプレスカンファレンスでは、排ガス問題への対応に注目が集まった。
フォルクスワーゲンのプレスカンファレンスには、同社の米国法人、フォルクスワーゲングループオブアメリカのマイケル・ホーン社長兼CEOが登壇。多くの時間をかけて、一部ディーゼルエンジン搭載車の排ガス不正問題を謝罪した。
同社の顧客に対する謝罪の気持ちを、形にしたのが、「Goodwill Package」。マイケル・ホーン社長兼CEOは、このGoodwill Packageの顧客への浸透具合も明らかにしている。
Goodwill Packageは11月9日に発表。2.0TDI搭載車の顧客ひとりにつき、1000ドル(約12万3000円)の補償を行う。1000ドルのうち、500ドル(約6万1500円)分は、使途を制限しないプリペイドカードで支給。残りの500ドル分は、フォルクスワーゲンの販売店だけで使えるプリベイドカードとなる。
マイケル・ホーン社長兼CEOは、プレスカンファレンスにおいて、「すでにGoodwill Packageには、対象となる顧客の25%にあたる約12万件の申し込みがあった」と語っている。