気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2015年11月16日付
●パリ同時テロ、実行犯3グループ、検察発表、1人は仏国籍29歳(読売・1面)
●仏高速鉄道脱線10人死亡、試験走行中速度超過か(朝日・4面)
●3.11後を生きる、自動運転、人工知能、情報分析技術の集大成(東京・4面)
●JX、東燃ゼネラルと統合交渉、年内の合意めざす(日経・1面)
●パリ同時テロ、仏ツアー中止続く(日経・11面)
●農業事業にスズキ参入、沿岸拠点の跡地で(日経・11面)
ひとくちコメント
「花の都に死体が転がり、周囲は血の海だった」などと、「まるで戦場」と伝えた現地の仏メディアもみられた。11月13日夜(日本時間14日早朝)にパリ中心部のコンサートホールやサッカー場など6か所を標的とした同時多発テロ事件が発生。死者は129人にのぼり、350人以上が負傷したという。
過激派組織「IS」を名乗るイスラム国のグループがインターネット上で犯行声明を出すなど、捜査当局もフランス国内外にまたがるISグループ7人の犯行とみて捜査を進めているようだ。
きょうの各紙も「実行犯3グループ、1人は仏国籍29歳」(読売)、「襲撃7人3部隊、33分間で6か所」(毎日)などと、1面トップ記事で大きく取り上げている。
また、事件には少なくとも2台の車が使われたとみられる報道もある。ベルギーの捜査当局なども「パリ東欧に乗り捨てられていた車は、ブリュッセル郊外に住む兄弟が知人から借りたもの」とも明らかにしたという。
一連の事件で、外務省によると「これまでに、日本人が巻き込まれてけがをした情報はない」とも伝えられているが、パリで発生した同時テロを受け、日本企業も対応に追われている。
旅行各社の間ではフランス行きツアーを中止する動きが広がり、日産自動車なども出張中の社員と現地会社の従業員の安否確認を急ぐなど、情報収集に追われているという。
現時点ではテロによる被害は確認されていないというが、「従業員の安全確保を第一」に不要不急の出張を控える企業も多いようだ。