阪神電鉄、芦屋~魚崎間の下り線を高架線に切替…12月12日

鉄道 企業動向
阪神本線芦屋~魚崎間の下り線が12月12日から高架化される。
  • 阪神本線芦屋~魚崎間の下り線が12月12日から高架化される。
  • 連立事業の事業区間。魚崎~住吉間の高架化は既に完了している。
  • 今回の下り線高架化に伴い青木駅と深江駅の下り線ホームも高架化される。写真は青木駅。
  • 今回の下り線高架化に伴い青木駅と深江駅の下り線ホームも高架化される。写真は深江駅。
  • 高架化工事の手順。残る上り線の高架化は2019年度の予定だ。

神戸市と阪神電気鉄道は11月10日、阪神本線芦屋~魚崎間の下り線を12月12日の初発から高架線に切り替えると発表した。

東灘区内の芦屋駅西方(神戸・芦屋市境)から住吉駅東方までの約4kmを高架化し、11カ所の踏切を解消する連続立体交差事業(連立事業)の一環。このうち魚崎駅西方から住吉駅東方までの約0.8kmは2002年11月までに高架線に切り替えられ、2005年8月までに工事を完了している。

神戸・芦屋市境から魚崎駅西方までの約3.2kmは2006年11月から工事に着手。2009年4月18日に上り線、2010年10月2日に下り線の仮線切替がそれぞれ完了し、その後は下り線の高架橋工事が進められてきた。今回の下り線切替で青木駅と深江駅の下り線ホームも高架ホームに切り替えられる。

阪神電鉄によると、下り線の高架化により踏切の遮断時間が短縮され、交通渋滞の緩和や列車運行の安全性の向上が図られるという。下り線の高架切替後は仮下り線の線路を撤去し、上り線の高架橋を建設する工事が始まる予定。2019年度の完全高架化を目指す。

《草町義和》

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