インド新車市場(乗用車)でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは11月2日、10 月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、13万4209台。前年同月比は29.1%増と、7か月連続で前年実績を上回った。
13 万4209台の販売台数の内訳は、インド国内が12万1063台。前年同月比は24.7%増と、18か月連続のプラス。輸出は1万3146台で、前年同月比は90.4%増と、3か月ぶりに増加する。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』『ディザイア』などが、合計で9万7951 台を販売。前年同月比は21.5%増と、7 か月連続のプラス。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万3677台を販売。前年同月比は30.8%増と、2か月ぶりに増加した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、小型MPVの『エルティガ』や新発売の『Sクロス』を含めて、10月はセグメント合計で9435台を販売。前年同月比は56.5%増と、6か月連続で増加した。
マルチスズキの2014年度(2014年4月から2015年 3月)までの新車販売(輸出を含む)は、2010年度の127万1005台を上回り、過去最高の129万2415台。前年比は11.9%増と、増加に転じている。