【東京モーターショー15】最小で最軽量の2人乗りEV、16年4月生産開始…ジード

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2人乗りEV『Zied-C1』
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神奈川県横浜市のベンチャー企業、ジードは非常にユニークな2人乗りEV『Zied-C1』を開発、2016年4月から生産を開始するという。

同社は2011年、「弱者でも乗れる、最小で最軽量の2人乗りEVをつりくたい」との目的でスタートした会社だ。そして、さまざまな苦労を乗り越えて、4年後の15年になんとかEVを完成させた。それが『Zied-C1』だった。

それは2人乗りの車いすといった感じで、前に人を乗せ、後ろの人が運転する車だ。しかもボディはなく、むき出しの状態。車体重量はアルミ合金なので軽く、94kgしかない。リチウムイオン電池を使用し、フル充電で約13kmの走行が可能。最高速度は時速25km/hだ。

安全性を高めるために、超音波センサーを活用した自動ブレーキシステムを採用し、フロントが油圧ディスクブレーキ、リアがワイヤー引きのディスクブレーキとなっている。また、走行性と乗り心地をよくするために、フロントにWウィッシュボーン、リアにマルチリンク方式の独立サスペンションを採用している。

「このEVは公道を走ることはできません。主に福祉施設や介護施設での利用を考えています。まずはモニターになってもらい、サポートをしながら、さらに進化させていきたいと思っています」と同社関係者は説明する。価格は100万円以下を想定しているそうだ。

《山田清志》

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