マツダ の点火スイッチリコール、米国に拡大…約120万台

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初代マツダMPV
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マツダが10月16日、日本国内で発表した『ファミリア』など21車種およそ92万台のリコール(回収・無償修理)。このリコールが、米国にも拡大した。

今回のリコールは、イグニッションスイッチの不具合が原因。イグニッションスイッチ内部の接点に、過剰な量のグリスが塗布されたため、スイッチ操作時に発生するアーク放電の熱により、グリスが炭化。可動接点と固定接点間に堆積し、スイッチ内部の絶縁性が低下する。そのまま使用を続けると、接点間が導通してスイッチが発熱、発煙。最悪の場合、火災に至る恐れがあるという内容。

日本国内で対象となるのは、ファミリアをはじめ、『デミオ』『ユーノス100』『ランティス』『MPV』『ボンゴ ブレンディ』『クロノス』『MS6』『MX6』『クレフ』『MS8』『カペラ』『センティア』『MS9』『プレッソ』『AZ3』『レビュー』、フォード『フェスティバ ミニワゴン』『レーザー』『フリーダ』『テルスター』『テルスター II』の21車種。1989年1月10日から2005年12月1日に製造された92万3672台が、リコールに該当する。

10月21日、マツダの米国法人、北米マツダは、米国市場でも同じ不具合によるリコールを発表。米国では、1990-1996年モデルの『323/プロテージュ』、1989-1998年モデルのMPV、1993-1998年モデルの『626』、1993-1995年モデルの『929』、1993-1997年モデルの『MX-6』、1992-1993年モデルの『MX-3』の6車種およそ120万台が、リコールの対象になる。

北米マツダは、「2015年12月から、リコール作業を行う予定」と説明している。

《森脇稔》

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