東プレは、八千代工業から四日市製作所の板金プレス工場と、八千代工業子会社であるワイジーテック全事業を買収することで合意したと発表した。
八千代工業が四日市製作所の板金プレス工場を分社化してワイジーテックに移管した後、ワイジーテックの発行済全株式全部を八千代工業から東プレが譲り受ける。株式の譲受けが完了後、ワイジーテックは東プレの完全子会社となる。
東プレでは、八千代工業の板金プレス工場とワイジーテックの事業を取得することで、自動車板金プレス事業でのシナジー効果が見込めるとともに、八千代工業の主要納入先であるホンダをはじめとする自動車メーカーとビジネス拡大が見込めると判断した。
一方、八千代工業では、自動車部品事業は樹脂製燃料タンク、サンルーフに経営資源を集中しており、昨年6月にはカナダの板金事業、昨年10月には米国の板金事業をそれぞれ売却している。今回の国内板金プレス事業の売却もこの一環。