東芝は、画像認識プロセッサ「Visconti 2」が、デンソーの車載用前方監視カメラシステム向けに採用されたと発表した。同システムを搭載した車両は、今秋から市場に展開される。
今回採用されたVisconti 2は、カメラからの入力映像を処理し、自動車前方の車線、車両、歩行者、標識などを認識する画像認識プロセッサ。同社独自の画像処理アクセラレータにより、複数のアプリケーションの同時・並列処理と低消費電力動作を実現したことが評価され、採用された。
東芝は、Visconti 2の後続製品として、画像処理性能を高める浮動小数点演算ユニット付き「ARM Cortex-A9 MP Core」を搭載した「Visconti 3」、独自開発の認識装置により、夜間の歩行者認識などの認識性能において昼間と同等レベルを実現した「Visconti 4」を製品化している。