コンチネンタル子会社のエレクトロビットは9月16日、半導体大手のインフォニオン、NVIDIAと提携し、自動運転のための開発プラットフォームを提供すると発表した。
3社の技術を統合したこのソリューションでは、強力な演算機能とセーフティークリティカルなソフトウエアを組み合わせ、自動運転車両に必要な高度ドライバー支援システムを実現。車両は周辺で起きている事象を察知するだけでなく、それを読み取り、ドライバーや車載システム、近くの他の車両、さらにはクラウドに情報を伝達することができる。
同ソリューションは、エレクトロビットのAUTOSAR 4.x準拠EB tresosソフトウエア・スイートを組み込んだNVIDIA DRIVE PX自動運転コンピューターで構成され、NVIDIAのTegraプロセッサーとインフォニオンのAURIX 32ビットTriCore上で動作する。
AURIXマイクロコントローラーは、ADASアプリケーションでの使用に適合させる高度なリアルタイム処理性能と強化されたエンベディッド・セーフティーおよびセキュリティー機能を内蔵。NVIDIA DRIVE PXプラットフォームは、複数のHDカメラとセンサー・インプットのデータを記録・処理することができる。
またEB tresosソフトウエアは、モニタリングおよび冗長管理のために、Linux、AUTOSARアプリケーション、NVIDIA DRIVE PX仕様のベーシック機能を完全統合する機能を提供。EB tresosは安全かつ信頼できる実行環境によってクロスCPU通信を可能にし、最高のASILをサポートする。