山形大学は、米航空宇宙局(NASA)のマーシャルスペースフライトセンター(MSFC)と宇宙最大の爆発現象「ガンマ線バースト」の謎を解明するための検出器を共同開発することで合意した。
将来的に、開発した検出器を国際宇宙ステーションに搭載することを目指す。
宇宙最大の爆発現象である「ガンマ線バースト」の現象がどの様にして起こるのか解明されていないことから、この謎を解明するための検出器が望まれていた。
同大学理学部の郡司修一教授の研究室は、長年にわたってガンマ線の偏光度検出器を開発しており、大きな成果をあげてきた。今回、この成果を加速するため、NASA・MSFCと共同で検出器開発を開始する。
合意により、郡司研究室はNASA・MSFCに研究スペースを確保する。今後は、郡司教授、中森健之准教授、研究室に在籍する大学院生がスペースを活用し、国際宇宙ステーションに搭載するための検出器を開発する。
第1段階として、郡司教授と理工学研究科物理学専攻1年の老川由馬さんが、NASA・MSFCで9月3日から7日までデータ収集系の構築に従事した。