8月20日から30日にかけて、インドネシアでは、二つのモーターショーが開催された。インドネシアの自動車工業会が主催する「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015」と、販売会社主体の「インドネシア国際モーターショー(IIMS)2015」だ。
従来は年に一度に行われていたが、今年は同日程、別会場での開催となった。両方のショーに足を運んでみれば、ほとんどの自動車メーカーは、自工会主催の「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015」に出展。そのため、新型モデルやコンセプトカーのお披露目は、「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015」に集中することになった。メディアの取材もそちら中心になり、プレスデーを見た限りでは「インドネシア国際モーターショー(IIMS)2015」が少し寂しい印象もあった。
そして10日間の会期を終えた結果、「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015」は来場者数45万1645人、販売台数19380台、車両売上げ5兆7768億4611万3009ルピア(日本円で約578億円)を記録。「インドネシア国際モーターショー(IIMS)2015」は来場者数35万9374人、販売台数4894台、車両売上げ1兆6360億ルピア(日本円で約164億円)という結果に。ちなみに、インドネシアのモーターショーは新車販売をショー会場で行うディーラーショーの側面が強いため、販売台数や売上げが発表されている。
数字の上では「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015」の圧勝となるが、昨年の来場者数38万人からの減少数をわずかに抑えた「インドネシア国際モーターショー(IIMS)2015」も意外と健闘したと言える内容だろう。
また、来年度は「インドネシア国際モーターショー(IIMS)2015」の開催日が2016年4月8日から17日と発表された。来年度は、同日開催ではなく、春にディーラー中心の「インドネシア国際モーターショー(IIMS)2015」、夏以降にメーカー中心の「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)2015」が開催される予定だ。