スバル(富士重工)の米国法人、スバルオブアメリカは9月3日、8月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、8月の月販新記録の5万2697台。前年同月比は4.9%増で、45か月連続で前年実績を上回った。
牽引役を果たしたのは、2013年春にモデルチェンジした『フォレスター』。8月の記録を更新する1万7565台を販売。前年同月比は6.9%増と、引き続き好調だった。フォレスターの月販台数が1万台を超えたのは、25か月連続。
一方、主力車種の『アウトバック』(日本名:『レガシィ アウトバック』)は後退。8月は1万1113台にとどまり、前年同月比は2.8%減と、3か月連続で減少した。セダン版の『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)も、28.5%減の4281台と、2か月連続のマイナス。
2012年9月に発売された『XVクロストレック』(日本名:『インプレッサXV』)は好調。8月の新記録となる8799台を販売。前年同月比は6.7%増と、9か月連続で前年実績を上回った。
また、『WRX』シリーズも回復傾向。8月はWRXが、『WRX STI』を含めて、3367台を販売。前年同月比は、128.4%増と、3か月連続の前年超え。また、『インプレッサ』(「WRX」を除く)は8月、7074台を販売。前年同月比は19.1%増と、2か月連続で前年実績を上回る。
スバルの2014年米国新車販売は、前年比21%増の51万3693台と、年間販売の新記録。2015年1‐8月は、前年同期比12.5%増の37万5632台だった。スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール社長兼COOは、「8月の記録的な販売は、顧客に最高のサービスを提供してくれるディーラーの努力のおかげ」と述べている。