沖縄モノレール、利用者増加で毎週金曜に臨時ダイヤ…30本増発

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那覇市内を走るゆいレールの列車。9月から12月にかけて金曜日のみ臨時ダイヤを実施する。
  • 那覇市内を走るゆいレールの列車。9月から12月にかけて金曜日のみ臨時ダイヤを実施する。
  • 那覇市内を走るゆいレールの列車。毎週金曜日に30本増発する。
  • ゆいレールの利用者数は2003年の開業以来、おおむね増加基調にある。

沖縄都市モノレール線(ゆいレール)を運営する沖縄都市モノレールは8月17日、毎週金曜日に臨時ダイヤを実施すると発表した。利用者の増加を受けて増発し、混雑を緩和する。

発表によると、9月4日から12月4日までの金曜日に運行本数を30本増やし、平日1日あたりの運行本数を現在の235本から265本にする。これにより、11~16時台の上り那覇空港行きは13本増え、運行間隔が現在の10分から7分半になる。16~23時台の下り首里行きも17本増え、運行間隔が現在の7~12分から6~10分に短縮される。

ゆいレールは那覇市内の那覇空港~首里間12.9kmを結ぶ跨座式モノレール。同社によると、2014年2月に平日のダイヤ改正を実施して以来、利用者数が対前年比で5.8%増えているという。国土交通省鉄道局監修「鉄道統計年報」によると、1日1km平均の通過人員(旅客輸送密度)は開業時の2003年度が1万2667人だったのに対し、2012年度は1万2868人になっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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