MH17便事件、墜落現場でロシア製ミサイル破片か

昨年7月アムステルダム発のマレーシア航空(MAS)MH17便(乗員乗客298人)がウクライナ東部で墜落した事件に関して、オランダ安全委員会(OVV)は11日、墜落現場でロシア製の地対空ミサイル「ブク(BUK)」の一部とみられる破片を発見したと発表した。

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昨年7月アムステルダム発のマレーシア航空(MAS)MH17便(乗員乗客298人)がウクライナ東部で墜落した事件に関して、オランダ安全委員会(OVV)は11日、墜落現場でロシア製の地対空ミサイル「ブク(BUK)」の一部とみられる破片を発見したと発表した。

国際捜査チームはブクの可能性がある破片の調査を行っている。国際捜査チームにはマレーシアやオランダ、ウクライナ、豪州、英国、米国、ロシアが参加している。同捜査チームは、破片から事件に関与した人物につながる情報が得られる可能性があるとして、法医学や武器の専門家などの協力を得て捜査を行っていく方針だ。現時点では、破片と事件の関係性があるという証拠は得られていないという。

MH17便は昨年7月18日、オランダ・アムステルダムからクアラルンプール(KL)に向けて飛行中にロシア国境付近のドネツク市近郊の上空で撃墜され墜落した。ドネツク近郊ではウクライナからの分離・独立を求める親ロシア派の武装集団が占拠を続け、治安が悪化している。国連安全保障理事会(UNSC)は7月、国際法廷の設置に関して決議案を採決したが、ロシアが拒否したため否決された。

広瀬やよい

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