日産自動車の中国法人は8月5日、7月の中国における新車販売結果を明らかにした。商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた7月の総販売台数は、8万4200台。前年同月比は13.9%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。
2015年に入った1月、日産の中国販売は、前年同月比22.2%増と大きく伸びた。しかし、2月は2.4%減、3月は5.4%減と減少。4月は19.4%減と、2桁の落ち込み。回復となった5月、6月、7月は、ともに0.1%増と微増で、伸び率に勢いを欠く。
日産の中国新車販売に勢いがないのは、商用車の販売不振が大きい。景気の影響を受けやすい商用車の販売の低迷が続いている。それに加えて、7月は乗用車も減少。全体で14%近い落ち込みとなった。
日産の2014年の中国新車販売は、前年比0.5%増の122万1600台。2015年1‐7月は、前年同期比2.8%増の67万2100台だった。
日産は2015年、中国で前年比6.4%増の130万台以上の販売目標を掲げている。