米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルグループが9月、フランクフルトモーターショー15で初公開する新型『アストラ』。同車に早くも、レーシングカーが登場する。
これは7月30日、オペルグループが明らかにしたもの。同社のモータースポーツ部門が、「新型アストラのツーリングカーを開発中」と発表している。
新型アストラのツーリングカーは、2016年の「TCRシリーズ」に参戦するために、開発中。TCRシリーズは2015年に発足した国際規格の新たなツーリングカーレース。
2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力330hp、最大トルク41.8kgmを引き出す。なお、現時点では、予告スケッチが公開されているのみ。オペルグループは、実車によるテスト走行を10月に開始する予定。
オペルグループでモータースポーツを統括するティナ・ミューラー氏は、「ツーリングカーレースは、オペルにとって、重要な部分であり続けてきた。TCRシリーズの理念は、カスタマーレーシングの考え方に対応するもの」と述べている。