三菱自動車工業が7月30日に発表した2016年3月期の第1四半期(4-6月期)連結決算は、主力のアジアでの販売が低調で営業利益は前年同期比40%減の186億円となった。
第1四半期のグローバル販売は西欧や米国で伸び、1%増の26万2000台だった。しかし、アジアは8%減の7万8000台と振るわず、日本も35%減の1万8000台にとどまった。販売台数や車種構成の悪化で営業損益段階では81億円の減益要因になった。
純利益は15%減の240億円となった。通期予想は営業利益1250億円(前期比8%減)などとしている通首時点の数値を据え置いた。会見した野田浩常務執行役員は「新車販売は年間目標の110万台に対し、計画通りに進捗している。利益も第1四半期は社内計画に沿っている」と述べた。