フィアット欧州販売17.7%増、Aセグで30か月連続首位…6月

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イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は7月18日、6月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は8万7438台。前年同月比は17.7%増と、10か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比14.8%増の6万6195台と、7か月連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、引き続き販売を牽引。フィアットブランドが6月、欧州Aセグメントにおいて、30か月連続で市場シェア1位を確保した。6月実績は、パンダが1万9200台。『500L』は23.8%増の9100台。SUVの『500X』も、7600台と好調。

また、ランチア/クライスラーは、前年同月比7.3%減の6364台と、4か月連続で減少。アルファロメオは5462台を販売。前年同月比は5.6%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。

ジープブランドは、前年同月比176.3%増の8474台と、18か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。

国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。6月実績の前年同月比は、イタリアが14.4%増、スペインが26.2%増。フランスも22.8%増、ドイツも15.9%増と伸びた。

また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは6月、欧州で合計924台を売り上げている。

《森脇稔》

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