日本自動車工業会の池史彦会長は7月23日の定例会見で、欧州メーカーを中心にクリーンディーゼル搭載車が日本市場に相次いで導入されていることについて「ハイブリッドやEVと並ぶ環境対応のひとつの答えとして今後も発展していく」と述べた。
池会長は「国産メーカーも過去に何度か日本のディーゼル市場にチャレンジし、オフロードカーのような大型車などではガソリンが高かった時代にディーゼルが一瞬流行った時期があったが、なかなか定着しにくいものがあった」としながらも、「ここにきていわゆるクリーンディーゼルということで、黒鉛や振動、ノイズといったかつての悪いイメージをだいぶ払拭した新しい技術がでてきているので、徐々にではあるが日本のお客様もディーゼルに対する理解と関心が高まってきていると思う」と指摘。
その上で「技術的には経済産業省もクリーンディーゼルを次世代自動車として認定しており、そういった意味ではハイブリッドやEVと並ぶ環境対応のひとつの答えとして今後も発展していく」との認識を示した。