米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは7月16日、ZF社に8速および9速AT用の部品を納入すると発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
ボルグワーナーがZF社に納入する8速および9速AT用の部品は、湿式フリクションプレートと呼ばれるもの。シフトフィールを向上させ、燃費性能を高める効果を備える。
この湿式フリクションプレートは、ボルグワーナーの米国イリノイ工場で生産。米国サウスカロライナとメキシコのZF社の工場に供給される。
ボルグワーナー・トランスミッション・システムズのロビン・ケンドリック社長は、「ボルグワーナーは湿式フリクション技術の分野において、60年に及ぶ経験を持つ」と述べている。