日本ミシュランタイヤのシングルタイヤ「X one」を装着した日野『プロフィア』。長野県松本市のアルプス運輸建設は、このクルマを導入し「経費改善、タイヤ管理の負担軽減、リグルーブによる延命」に期待感を示した。
「シングルタイヤは初期コストが高くつくけど、もともと2輪あったタイヤが1輪になり、タイヤ数が半分になったことでメンテナンスコスト低減や、積載量の拡大などにつながり、早い段階で利益を出せる。リグルーブによる延命もうれしい」(同社)
日本ミシュランタイヤが推奨するリグルーブは、磨耗したタイヤに再び溝を刻むという手段。世界統一基準でつくられる同社のトラック・バスタイヤは、このリグルーブ実施を前提に設計されていて、タイヤの諸性能に影響を与えることなく、アンダートレッド(溝底部とスチールベルト間のトレッドゴム部分)が厚くなっている。
アルプス運輸建設は、「シングル化によってローテーション回数も減り、リグルーブなどによってロングライフ化も期待できる。管理にもコストにもいい結果が出ると思う」と話していた。