香川県が商店街を舞台にした斬新な取り組みを公募する「舞台は商店街!コンペ事業」の結果を発表した。優秀事業プラン4件が選定され、補助金が交付される。
同コンペは地域の交流や文化の発信拠点としての商店街を活性化させることを目的としたもの。4月から5月にかけて事業プランを募集し、6月に第一次審査通過団体が発表された。
今回選定された優秀事業プランは、シャッターをあける会の「丸亀の魅力発掘・発信プロジェクト」、香川ウエディング協議会の「香川のしあわせな花嫁を増やす!ウエディング事業」、香川県中小企業家同友会ソーシャルビジネス部会の「高松わくわく商店街」、香川大学工学部八重樫研究室の「広告表示プリンタシステム(アドプリ)による商店街活性化事業」の4つ。
過去に商店街の道路にコタツを並べてワークショップを行ったり、50もの空き店舗を活用してマルシェを行ったりした実績を持つシャッターをあける会は、歴史やアートをテーマに商店街を「思い出づくりの舞台」として活用するプランを提案。駅から商店街、丸亀城までを使った歴史探訪ツアーや、空き店舗での常設「まちなか美術館」などの事業案を提出している。
また、香川県中小企業家同友会ソーシャルビジネス部会は、空き店舗の1階を若手アーティストや起業家向けに貸し出し、上層階を居住スペース、ゲストハウスとしてDIYでリノベーションするプランを提案した。