ハマー H3、北米中心に20万台をリコール…火災の恐れ

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かつてのGM傘下のブランドで、現在はブランド廃止となったハマー。同ブランドが過去に販売したSUVが、北米中心にリコール(回収・無償修理)を行う。

これは米国の自動車最大手、GMが7月8日に明らかにしたもの。北米を中心に、ハマー車およそ20万台をリコールすると発表している。

今回のリコールは、空調の電気系統の不具合。GMによると、エアコンの風量を調節するモーターのコネクターモジュールに不具合があり、過熱により樹脂製部品が溶け、火災に至る恐れがあるという。

リコール対象車は、2006‐2010年モデルのハマー『H3』と、2009-2010年モデルのハマー『H3T』。米国では16万4993台が該当。カナダやメキシコ、輸出市場まで含めると、19万6379台がリコールに該当する。

GMは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、部品を交換するリコール作業を行う。GMは、「顧客から42件の火災報告が寄せられた。この不具合による事故や死傷者はいない」と説明している。

《森脇稔》

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