欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンの商用車部門は6月上旬、新型『カリフォルニア』を欧州で発表した。
フォルクスワーゲンは4月、欧州で新型『トランスポルター』を発表。トランスポルターは、フォルクスワーゲンの主力商用車のひとつ。初代は1950年発表という伝統のモデルが、トランスポルター。欧州で発表された新型は6世代目で、「T6」と呼ばれる。
今回、欧州で発表された新型カリフォルニアは、新型トランスポルターをベースに開発されたキャンピングカー。初代カリフォルニアは1988年、3代目トランスポルターをベースにして登場。先代モデルまでの累計生産台数は、11万台を超えている。
新型カリフォルニアには、「ビーチ」、「コースト」、「オーシャン」の3グレードを設定。ベース仕様のビーチでは、5つのベッド、手動のポップアップルーフを採用。スライドドアには脱着式ピクニックテーブル、リアゲートには格納式の椅子が装備される。
中級グレードのコーストでは、ステンレス製シンク付きのキッチン、容量42リットルの冷蔵庫、ガスコンロなどを装備。最上級グレードのオーシャンには、電動ポップアップルーフ、シートヒーター、LED照明などが採用されている。