ホンダは7月9日、タカタ製エアバッグのインフレーターの不具合を原因とするリコール(回収・無償修理)を国土交通省にを届け出た。
対象となるのは、『フィット』『ゼスト』『ゼスト スパーク』『ストリーム』『インサイト』『インサイト エクスクルーシブ』『ステップワゴン』『ステップワゴン スパーダ』『エアウェイブ』『クロスロード』『CR-V』『フィット シャトル』『モビリオスパイク』『モビリオ』『ザッツ』『パートナー』の16車種。また、タイホンダからは『フィット アリア』について同様のリコールが出されており、対象車種は合計17車種、2007年1月8日から2011年12月28日に製造された計163万0479台にのぼる。
特定タイプの運転者席側SRSエアバッグのインフレータ(膨張装置)において、市場回収品を調査した結果、ガス発生剤の密度にばらつきが大きいものを確認した。このため、原因は判明していないが、エアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがあることから、予防的措置として当該インフレータを新品に交換する。
改善措置として、全車両、予防的措置として、2015年5月14日付けで届け出たリコールの対象に含め、運転者席側SRS用エアバッグインフレータを年式の古いものから新品と順次交換、回収して原因調査を実施する。