タイヤをはじめ、世界有数の自動車部品サプライヤーとして知られるドイツの コンチネンタル は6月30日、中国市場向けの電動駆動システムを開発すると発表した。
今回の発表は、世界市場において、EVなどの電動化技術搭載車両に対する需要が増していることを受けての対応。コンチネンタルの試算によると、2025年までにハイブリッド車やEVの市場シェアは、現在の4%から20%程度まで、拡大するという。
とくに、中国市場では、電動化技術搭載車両に対する需要が増す見込み。そこでコンチネンタルは、中国市場向けの電動駆動システムの開発に乗り出す。
具体的には、モーターとトランスミッションを一体設計した電動パワートレインを開発。出力は60‐120kWまで、幅広く対応する。
コンチネンタルは、「小型でコスト効率に優れ、高い性能を備えたシステムを、世界最大の新車市場に導入していく」とコメントしている。