【新聞ウォッチ】三菱長崎造船所など明治の産業革命、世界遺産登録

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年7月6日付

●日本、EUに歩み寄りへ、EPA交渉政府調達の開放拡大(読売・7面)

●なでしこきょう決勝 (読売・1面)

●明治の産業遺産登録決定「徴用工」表現日韓合意世界遺産(朝日・1面)

●安倍内閣不支持上回る安保法案説明不十分8割、本社世論調査(毎日・1面)

●100年カンパニーの知恵、ヤナセ5つの財産と共に(毎日・7面)

●地方空港相次ぎ増強、新千歳、全施設を再編ビルや駐車場(日経・1面)

●14年世界シェア調査、日本勢、素材・部品で存在感(日経・1面)

●ギリシャ経済いばらの道、財政再建見通せず(日経・3面)

ひとくちコメント

きょうの未明に終了したギリシャの構造改革案を問う国民投票、それに日本時間きょうの午前8時キックオフの「なでしこジャパン」が米国と対戦するサッカーの女子W杯決勝。

同じように気をもんでいた「明治日本の産業革命遺産」のほうは、世界文化遺産への登録が異論を唱えていた韓国を含む21委員会の全会一致で決定したそうだ。

きょうの日経を除く各紙が1面トップで「明治の産業革命世界遺産」(読売)などと、大きく報じている。

ドイツ・ボンで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が、日本が推薦する「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録を決めたもので、7月8日にも正式登録されるという。

「富士山」(山梨、静岡県)、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)に続き3年連続の登録となり、国内の世界遺産は19件になる。

産業革命遺産は福岡県の八幡製鐵所や長崎県の三菱長崎造船所など、九州の5県と、山口、岩手、静岡の各県にある23施設で構成。幕末から明治時代にかけて日本が重工業分野で産業国家に発展した道筋を伝え、西洋で起きた産業化が非西洋国家の日本に伝わり、初めて成功した例として歴史的な価値が認められたことになる。

さて、気になるギリシャの国民投票の結果は「反対」が6割以上を占めたもようで、対ユーロ、対ドルで円高が進み、株価の下落は避けられず、世界の金融市場に大きな混乱が広がりつつある。

《福田俊之》

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