イタリアのデザイン工房で、現在はフォルクスワーゲングループに属するイタルデザイン・ジウジアーロは7月3日、ジョルジェット・ジウジアーロ氏が同社を去ると発表した。
ジョルジェット・ジウジアーロ氏は76歳。1955年から、自動車デザイナーとして、初代フォルクスワーゲン『ゴルフ』をはじめ、多くの傑作を生み出してきた。
1968年に自身のデザイン会社、イタルデザイン・ジウジアーロを設立。現在、ジョルジェット・ジウジアーロ氏は、イタルデザイン・ジウジアーロの名誉会長の地位にある。
今回のジョルジェット・ジウジアーロ氏の決断は、個人的な理由によるもの。イタルデザイン・ジウジアーロによると、今後、同氏は、情熱や興味のあるものに、多くの時間を費やしていくという。
なお、イタルデザイン・ジウジアーロは、「ジョルジェット・ジウジアーロ氏が去った後も、会社としての活動や成長計画に影響はない」と説明している。