全日本空輸(ANA)が発表した5月の輸送実績によると、国際線の旅客人数は前年同月比11.1%増の64万4151人と大幅プラスとなった。
国際線の旅客人数はこれで22カ月連続で前年を上回った。利用率は73.1%となり、前月と比べて1.5ポイントアップした。
方面別では、北米/ホノルルの旅客人数が前年同月比0.2%減の14万0639人と微減だったが、アジア方面が同16.9%増の44万3607人と好調。ヨーロッパ方面も同1.3%増の5万9905人と前年を上回った。
国内線の旅客人数は同1.0%減の317万4157人と、3カ月連続でマイナスだった。東京=大阪線、東京=福岡線などが前年を割り込んだ。ただ、利用率は62.8%となり、前月から4.4ポイントアップした。
貨物・郵便輸送実績では、国際線の貨物重量が前年同月比12.3%減の5万2283トン、郵便重量が同8.2%減の2442トンとマイナスだった。
国内線の貨物重量が同6.5%減の3万5332トン、郵便が同2.3%減の2766トンと前年を割り込んだ。