米国の自動車大手、フォードモーターは6月23日、2019年までに衝突回避システムを、グローバル規模でほぼ全車に設定すると発表した。
フォードモーターの研究&技術革新部門は現在、カリフォルニア州のシリコンバレーにおいて、「スマートモビリティ」プランを推進中。これは、コネクティビティや自動運転、ビッグデータの活用などを、次なる段階へと進めるプロジェクトを指す。
同社がスマートモビリティプランで重視しているのは、自動運転の早期の実用化。自動運転は交通事故やそれによる死傷者を減らす目的で、各自動車メーカーを中心に、研究開発が加速している。
今回、フォードモーターは、2019年までに、歩行者検知機能付きの衝突回避システムを、グローバル規模でほぼ全てのフォード車に設定すると発表した。現在は、欧州向けの新型フォード『モンデオ』に用意する。
フォードモーターのグローバル研究開発担当、ラジャ・ネール副社長は、「今後5年間に、ドライバー支援技術を全ラインナップに拡大していく」と述べている。