気象局は、エルニーニョ現象の影響で高温乾燥した気候が8月末まで続くとの予想を発表した。マレーシア各地で、33-35度の気温が観測されている。
気象局のマレーシア気象センターのヒシャム・アニップ氏は、気温の高く乾燥した天候は、この時期には珍しいことではないと指摘。5月にはマレーシア各地で平均よりも高い気温を観測しており、通常より長期にわたっているが、2、3月に観測したような37-38度まで上がることはないとの見解を示した。この時期に雨量が少ないのも異常ではないと明らかにした。
一方で、乾燥した天気が続く場合は、ヘイズ(煙害)が起きる可能性があると予想した。シンガポールの気象局によると、スマトラ中央部やボルネオ島西部、ベトナムではホットスポット(火元)が確認されている。
(ザ・スター、6月29日)