東武鉄道は6月8日、東上線池袋駅(東京都豊島区)の発車メロディをリニューアルすると発表した。座席定員列車『TJライナー』が運行開始7周年を迎える6月14日の初発から、同駅の発車メロディのクラシック音楽に変更する。
主に急行・準急などが発車する1・2番ホームがモーツァルトの「ディベルティメント K.(ケッヘル)136より第一楽章アレグロ」、主に普通列車が発車する3・4番ホームがモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジークより第三楽章メヌエット」、『TJライナー』が発車する5番ホームがベートーベンの「交響曲第6番『田園』より第一楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポ」に変更される。
リニューアル初日の6月14日は16時40分から17時まで、発車メロディお披露目と『TJライナー』7周年記念のイベントを池袋駅構内で実施。「芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー」のメンバーによるミニコンサートや、『TJライナー』乗客への記念グッズ配布などが行われる。また、6月12日から25日までは、『TJライナー』用の50090系電車50091編成に記念ヘッドマークを取り付けて運行する。
東武鉄道によると、池袋駅の周辺には東京芸術劇場などがあり、同社は「多くの芸術文化資源がある芸術文化創造都市“池袋”の玄関口」と位置づけている。今年10月に東京芸術劇場が開館25周年を迎えることから、「芸術文化振興の試み」として発車メロディをリニューアルすることにしたという。