大韓航空、MERS対策を発表

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大韓航空747-8と777‐300ER
  • 大韓航空747-8と777‐300ER

大韓航空は6月5日、中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)対策5項目を発表した。MERS拡散を防ぐため、大韓航空は検疫当局や空港公社と緊密に協力。また、総括社長の下に社内対策チームを組織し、迅速な意思決定を支援するとしている。

大韓航空機はMERS発生以前も定期的に消毒を行っていると説明。MERS発生以後は中東地域から到着した全便で追加消毒を実施。もし感染の疑いのある患者が発生した場合は、該当機を隔離し、定められた手順通りに徹底消毒を行うことを明らかにしている。

感染の疑いのある患者の発生に備え、防護装具(マスク、消毒剤、体温計など)を各空港に準備。検疫当局に迅速に報告できる体制を構築していると強調。

中東発着の大韓航空機にはマスクと消毒剤を追加で搭載して、機内アナウンスを実施。健康状態の質問書を乗客に配布し、感染の疑いのある患者の発生に備えている。

機内で感染の疑いのある患者が発生した場合は、乗務員が他の乗客からできるだけ遠く離れた座席に移動させ、専用の化粧室を使用してもらい、疑いのある旅客・周辺の座席の旅客にマスクを着用させると説明。その後、到着空港の検疫当局に直ちに報告するとしている。

《日下部みずき》

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