米国のタイヤ製造大手、グッドイヤー・タイヤ&ラバー(以下、グッドイヤー)は5月5日、タイヤの原料として次世代シリカの採用を開始した、と発表した。
次世代シリカは、グッドイヤーの「EfficientGrip SUV」タイヤに導入される予定。タイヤの燃費効率を引き上げる目的で採用される。
EfficientGrip SUVタイヤの次世代シリカは、新しいトレッドコンパウンドと新たなトレッドパターンに使用。グッドイヤーによると、転がり抵抗を減らし、濡れた路面でのトラクション性能を向上させる効果があるという。
グッドイヤーは、この次世代シリカを使ったEfficientGrip SUVタイヤを、まずは南米で発売。今後、数年以内に、他の市場にも投入していく。
グッドイヤーのグローバル素材担当、David Zanzig氏は、「世界中の顧客が、より燃費効率に優れるタイヤを求めている」とコメントしている。