フランスの自動車大手、プジョーは5月4日、『208』のディーゼルエンジン搭載車が、長距離走行の燃費新記録を達成した、と発表した。
この208は、欧州仕様に用意されるターボディーゼルエンジン、「ブルーHDi」を搭載。直噴1.6リットルのターボディーゼルエンジンは、最大出力100hpを発生する。
このブルーHDiのカタログ上の数値は、欧州複合モード燃費が33.3km/リットル、CO2排出量が79g/km。プジョーによると、79g/kmのCO2は、ハイブリッド車を除けば、欧州で最も低いという。
今回、プジョーは、このブルーHDi搭載の208を使って、燃費記録にチャレンジ。フランスのテストコースにおいて、認証機関のUTACの立ち会いの下、燃料満タンで、どこまで走行できるかに挑んだ。
その結果、2152kmの走行に成功。この時、消費した軽油は43リットル。燃費は50km/リットルという驚異的な数値だった。プジョーは、「量産車による長距離走行の燃費新記録」とアピールしている。