【IIHS衝突安全】日産 ムラーノ 新型…トップセーフティピック+に認定

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IIHSの日産 ムラーノ 新型の衝突テスト
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米国IIHS(道路安全保険協会)は5月12日、新型日産『ムラーノ』の衝突安全テストの結果を公表し、「トップセーフティピック+」に認定すると発表した。

IIHSは今回、新型ムラーノに「スモールオーバーラップ」と呼ばれる前面オフセット衝突テストを実施。これは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。対向車がセンターラインをはみ出してきて衝突するなど、実際の衝突事故により近づけるための追加テストだが、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。そして、IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック+」に認定。優れた衝突安全性を認めている。

新型ムラーノのスモールオーバーラップテストでは、ダミー人形の頭/首、胸、大腿部、足と、全ての部位への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。ボディの安全構造に対する判定も、最高のGOOD。IIHSは、「ドライバーの生存空間の確保は、良好なレベル」とコメント。

さらに、2013年9月から導入された前面衝突予防性能を評価する新試験プログラムの結果も、トップセーフティピック+の条件に。前面衝突予防システムをオプション/標準装備する車種に関して、自動ブレーキ機能の有無や自動ブレーキの検証テストを行ったうえで、衝突回避性能を、上から「スーペリア」、「アドバンスド」、「ベーシック」の3段階で評価する。

このテストでは、先行自動車のリア部分に見たてた静止目標に向かって、IIHSのエンジニアが20km/hおよび40km/hで車両を走らせ、自動ブレーキによる減速性能を検証する。最高評価の「スーペリア」を獲得するには、自動ブレーキ試験で4‐5ポイント、前面衝突警報付車両への1ポイントの加算を含め、総合5ポイント以上(最高6ポイント)が必要とされる。新型ムラーノは、5ポイントを獲得し、スーペリアに。

これらのテストの結果、新型ムラーノの総合評価は、最高のGOOD(優)。IIHSから、トップセーフティピック+の認定を受けている。

《森脇稔》

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