GSユアサは5月8日、2015年3月期(2014年4月-2015年3月)の連結決算を発表した。それによると、売上高は3697億6000万円(前年同期比+6.3%)、営業利益は209億1400万円(+14.9%)、経常利益は223億5700万円(+10.0%)、純利益は100億4300万円(+0.6%)だった。
売上高はアジア地域での事業基盤強化を図ったことや円安による影響、これに加えて車載用リチウムイオン電池の販売が増加したことで増収となった。利益面も、車載用リチウムイオン電池の販売増加に伴う利益改善や、海外における売価改善への取り組みなどにより、大幅な増益となった。
なお純利益は、三菱商事および三菱自動車と設立した連結子会社、リチウムエナジージャパンにおける減損損失44億円を計上したことなどで、0.6%増にとどまった。
今期の通期業績見通しについては、売上高4000億円(+8.2%)、営業利益240億円(+14.8%)、経常利益250億円(+11.8%)、純利益130億円(+29.4%)とした。