米国の自動車大手、フォードモーターの欧州法人、フォードオブヨーロッパは4月14日、3月の欧州市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、16万8400台。前年同月比は14.4%増と、4か月連続で前年実績を上回った。
信用不安を抜け出した欧州市場は、回復傾向にある。3月の前年同月比は14.4%増と、4か月連続のプラス。それでも3月の市場シェアは、前年同月比0.2ポイント減の9.1%と後退した。
3月の車種別実績では、『フィエスタ』が4万7500台と、引き続き、フォードブランドの欧州最量販車に君臨。これに続いたのは、『フォーカス』で3万2200台。以下、
『クーガ』が1万2200台、『C-MAX』が1万0300台など。
フォードモーターの2014年の欧州新車販売は、前年比7.3%増の116万台。2015年1-3月実績は、前年同期比12.5%増の33万5100台だった。
フォードオブヨーロッパのピーター・フリート営業担当副社長は、「新型車の投入を続ける2015年、この勢いは続くだろう」と述べている。