欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは4月17日、3月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、96万8300台。前年同月比は2.3%増と、引き続き前年実績を上回った。
1-3月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比2%増の89万8400台。中国を含めたアジア太平洋地域では、2.1%増の100万台以上と、第1四半期としては、初の100万台超え。
また北米は、前年同期比4.1%増の20万5800台。このうち米国は、1.4%減の13万1600台にとどまった。同社は北米向けの新型SUVの開発を進めており、販売増を目指す方針。
また欧州は、前年同期比4.1%増の102万台と、信用不安を抜け出して、回復基調に。このうち、西欧(ドイツを除く)は、9.1%増の31万4800台を売り上げた。一方、地元のドイツは、10.6%減の14万7500台と後退。
フォルクスワーゲングループの2014年の世界新車販売は、初の1000万台超えとなる1014万台。前年比は4.2%増だった。