季節外れの雨のため、コカコーラとペプシコが販売ピークとなる夏期シーズンに初めて清涼飲料の製造量を削減し、今年の消費量回復の妨げとなっている。
この3ヶ月間は各社にとって清涼飲料の年間売上のうち40%を占める重要な時期である。
両社のボトリングを担当する企業の役員は、「4月の工場における生産量が許容量を下回ったのは初めてのことだ。もし来週になっても改善が見られない場合には、我々にとって最も重要であるこの時期の売上は大きな打撃を受ける」と話した。
デリーNCR、パンジャーブ州、ハリヤナ州、ウッタル・プラデーシュ州、ヒマーチャル・プラデーシュ州を含む北インドでの清涼飲料の消費量は国内消費量の半分近くを占める。
デリーNCRにある小売業者によれば、北インド地域の両社の在庫数は去年の同時期に比べ半分のペースで動いているという。
昨年4月から6月の3ヶ月間にはコカコーラ社は売上において2ケタの成長率を記録し、ペプシコも同様であった。
ペプシコでは売上増のため今年の早い段階から動き始めていたとし、季節に左右されない南インド市場への参入など対策を講じているとエコノミックタイムスは伝えている。