津軽鉄道、春の客車列車は気動車けん引に

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春の客車列車は当初、写真のDD352ディーゼル機関車がけん引する予定だったが、修理が長引いたため気動車けん引に変更される。
  • 春の客車列車は当初、写真のDD352ディーゼル機関車がけん引する予定だったが、修理が長引いたため気動車けん引に変更される。
  • サクラが満開の芦野公園駅に停車する津軽21形気動車。春の客車列車をけん引する。

津軽鉄道は4月20日、「金木さくらまつり」期間中の運行を予定している客車列車(ストーブ列車)のけん引車両を、DD35形ディーゼル機関車(DD352)から津軽21形気動車に変更すると発表した。

「金木さくらまつり」は津軽鉄道芦野公園駅周辺を中心に行わる桜イベント。今年は4月29日から5月6日まで開催される。津軽鉄道はこの期間中、津軽五所川原(青森県五所川原市)~津軽中里(中泊町)間で旧型客車を使用した列車を運行する予定だ。

津軽鉄道によると、旧型客車を使用した列車は当初、DD352がけん引する予定だった。しかし、DD352は2014年末より台車修理のため使用を中止しており、修理にかなりの時間を要することが判明したため、気動車によるけん引に変更した。

DD35形は新潟鉄工所製のディーゼル機関車。日本のディーゼル機関車では珍しいロッド式の駆動機構を搭載しており、1957年にDD351、1959年にDD352が製造されている。現在はDD351も故障のため運用を休止している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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