世界ツーリングカー選手権(WTCC)第2戦、決勝レースが4月19日、モロッコの市街地特設コース、ムーレイ・エル・ハッサン・サーキットで行われた。
シトロエン・レーシングは、レース1、レース2ともに表彰台を独占。レース1では1位から5位を占める快挙を達成。チャンピオン、ホセ‐マリア・ロペスがレース1で勝利し、チャンピオンシップを大きくリードした。
レース1では、ポールポジションからスタートしたロペスがマー・チンホワ(シトロエン)の追撃をかわし勝利を飾り、5番手からスタートしたセバスチャン・ローブ(シトロエン)が3位、予選でペナルティを受け11番手スタートとなったイヴァン・ミューラー(シトロエン)が5位に上昇。さらに地元出身でセバスチャン・ローブ・レーシングからシトロエンで参戦するメディ・ベナーニが予選2番手から4位に入る健闘を見せ、シトロエン「C-エリーゼ WTCC」は1位から5位までを独占する初の快挙を成し遂げた。
リバースグリッドで行われるレース2では、ミューラーがポールポジションから、ローブが3番手、チンホワが8番手、ロペスが10番手からのスタート。1周目でローブが2番手に上がり、ロペスは5番手にジャンプアップした。さらにロペスは6周目に3番手となり、この時点でシトロエン・レーシングの4台が上位を独占。その後、チンホワはコースアウトして脱落したが、トップ3は安定した走りでチェッカーを受けた。
■レース1
1位:ホセ-マリア・ロペス(シトロエン)
2位:マー・チンホワ(シトロエン)
3位:セバスチャン・ローブ(シトロエン)
4位:メフディ・ベナーニ(シトロエン)
5位:イヴァン・ミューラー(シトロエン)
6位:ティアゴ・モンテイロ(ホンダ)
■レース2
1位:イヴァン・ミューラー(シトロエン)
2位:セバスチャン・ローブ(シトロエン)
3位:ホセ-マリア・ロペス(シトロエン)
4位:トム・チルトン(シボレー)
5位:ガブリエーレ・タルクィーニ(ホンダ)
6位:ステファノ・ディアステ(シボレー)
■ポイントスタンディング
1位:ホセ-マリア・ロペス(シトロエン)93P
2位:セバスチャン・ローブ(シトロエン)76P
3位:イヴァン・ミューラー(シトロエン)57P
4位:マー・チンホワ(シトロエン)38P