マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は17日、日系企業を対象としたアンケート調査の結果を発表。
労賃などのコスト上昇などに苦しみながらも49.1%の企業が今後事業を拡大する方針であることがわかった。「現状維持」は42.0%、「縮小」は8.9%だった。前回の調査では「拡大する」との回答は35.6%だったが、10%以上も増加した。
同調査は今年1月22日-3月5日にかけておこなったもので、JACTIMまたはジェトロ・クアラルンプール事務所に登録している172社から回答を得た。マレーシアの投資先としての魅力については「親日的」が65.9%(複数回答)と最も高く、昨年トップだった「政治の安定」(65.3%)を抜き、初めてトップとなった。また今回初めて質問項目に加えられた「少ない自然災害」は、46.5%に上った。